口臭の基礎知識

【老若男女問わず気になる口臭の悩み】

口臭は性別を問わず、そして年齢を問わず、多くの方を悩ませるものですが、実は性別・年齢に特有の口臭もあるようです。

女性の場合、生理前になると口臭が気になる方が多いようです。ところが、実際に生理前に口臭が強くなるわけではなく、ホルモン分泌の関係で「嗅覚」の方が敏感になるようです。ひどい場合には「自臭症」と呼ばれる心因性障害に起因することもあるため、あまり深刻に抱え込まず、生理前の一過性の現象だと割り切る心構えが必要です。

男性の場合、仕事の付き合いでお酒を飲んだり、ニンニクなど臭いの強い食べ物を口にする機会も多く、さらに暴飲暴食による消化機能の低下に陥ることもあります。そのため、オーラルケアでは防げない口臭・体臭が発生し、男性特有の臭いの悩みとなっているようです。

高齢者の場合は、基本的に唾液の分泌が極端に少なくなり、生理的口臭が強くなります。また、入れ歯を利用すると口腔内の細菌が増加し、口臭が発生してしまうようです。ところが高齢者は自分で口臭に気づかないことも多く、また周囲から注意される機会もほとんどありません。そのため、周りの人たちに顔を背けられると、口臭のせいだと理解できず、疎外感を感じてしまうこともあるようです。

 

【口臭に影響するもの】

口臭に影響するものは多々あります。たとえば「タバコ」。タバコはタールが口腔内にこびりつくことによる直接的な影響はもちろん、血液の循環が悪くなり、唾液の分泌が抑制されることに起因する間接的な影響もあります。

唾液の分泌量に関係するものに、「ストレス」があります。ストレスがたまると自律神経の働きが乱れ、口内の唾液量が減少します。口の中が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなり、口臭の原因となります。

細菌の繁殖という点では、入れ歯や差し歯の手入れを怠ると、歯垢が溜まり、細菌が増えてしまいます。

その他、虫歯や歯周病も口臭の大きな原因となりますが、自力で治療することは困難であるため、発症次第、早急に歯医者に行くようにしましょう。

 

【食べ物と口臭の関連性】

口臭の原因となる食べ物としては、「にんにく」「ねぎ」「たまねぎ」「アルコール」が良く知られています。特ににんにくは口臭の代名詞的な存在であり、臭いも残りやすく、ミントタブレット程度ではほとんど効果がありません。これは、にんにくの臭い成分が血液を通じて全身を駆け巡るため。

ちなみに、にんにくの臭いには牛乳・緑茶が、ねぎやたまねぎの臭いにはリンゴが効果的なようです。もちろん歯を磨くことで臭いを軽減することはできますが、これらはもはやエチケットの次元。一人でいるときは我慢せず好きなだけ食べてもかまいませんが、人と会う予定のある時は控えるようにしましょう。